舞台をやるときには、セリフの記憶は必要不可欠です。台本を持ったまま演技をするということはないからです。なのでセリフをしっかりと暗記する必要がありますよね。
そこで今回は、私がやっている舞台台本のセリフをしっかりと記憶する方法について流れに沿って紹介したいと思います。
やること1:全体の話を理解する
まずは台本を読んで話の流れやどんな登場人物がいるのかを理解します。
話の内容を知らないうちに覚えようとするのは無謀です。
やること2:自分の役のセリフの内容を理解する
全体の流れを理解した後は、自分の役のセリフがどういうことなのかを理解します。
理解してからセリフを覚えるのと、理解しないで覚えるのとでは全く違います。意味を理解していないとただの文字の羅列なので覚えにくいです。
やること3:セリフを実際に言ったり聞いたりする
理解した後はセリフを実際に読んでみたり、録音したものを聞いたりします。
録音は自分のセリフだけではなくその前後(特に前)も含めてしましょう。自分のセリフの言う前には1回手を叩く、セリフ終わりには2回手を叩くとすれば、どこが自分のセリフなのかもわかりやすいです。
何回も口に出すことで覚えることもできますし、聞くことで覚える+どのセリフの後で言うのかを理解することが出来ます。
詳細は「自分のセリフを覚えるときに役に立つ方法」で説明しています。
やること4:話の流れでセリフを言う練習をする
やること3で自分のセリフは記憶できたかと思いますが、今度は話の流れで言えるようにします。いえるようになったとしても、前のセリフを覚えていなければ意味がないので。
今度は自分のセリフは何も言わないでセリフを録音していきます。
録音するときは自分のセリフ部分は心の中で言ってください。言い終えてから数秒待ってから1回手を叩いて次のセリフを読むという感じです。
この録音したものを聞きながら空白の部分で自分のセリフを言うという方法です。これにより、話の流れやタイミングを覚えることが出来ます。
詳細は「セリフを流れで言えるようになるための録音の仕方」で説明しています。
まとめ
- まず全体の話を理解する。
- 次に自分のセリフを理解する。
- 言ったり聞いたりして覚える。
- 自分のセリフが抜けたものを聞いて自分のセリフを言う練習をする。
あくまでも私の覚え方なので、もっと違うやり方の方が良い人もいるでしょうし正解ではないです。私はこの方法でしっかりと覚えることが出来るので、参考にしてみてください。
自分のセリフを抜いたもので覚えるというのがポイントです。自分のセリフだけ覚えても稽古で前のセリフの後に言えなければ意味がないからです。
また、セリフを覚えていても喉がやられていたら台無しです。寝るときにも喉が渇かないように注意しましょう。寝るときの対策については、「朝起きて喉が渇く時の解決方法」で紹介しています。
読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。