システムエンジニアというのは、大きく分けると自社で仕事する場合と別の会社に行き仕事をする場合があります。他の会社で仕事をするという形態はシステムエンジニアには多いと思います。
そこで今回は、派遣(出向)型のシステムエンジニアのメリット・デメリットを紹介したいと思います。
派遣(出向)型とは
派遣(出向)型とは、Aという会社の社員ではありますが、他の会社(会社B)に出勤して仕事をするというものです。(行く先の会社を現場と言ったりします。)
A会社での社員区分としては私は正社員でした。もしかしたら派遣社員ということもあるのかもしれません。
出勤時間や休憩時間は勤務先(会社B)になります。所属はA会社なので、A会社で集まりがある場合などは、A会社に出勤したり、B会社からA会社に移動したりします。それを帰社と言ったりします。
B会社にある程度の期間いたらC会社に移ることがあります。そしてD会社、E会社…と移っていきます。期間はその時の案件によって異なります。私の場合は3カ月のこともあれば、2年近くいたこともありました。
勤務先では、大体チームがあるのですが、いろいろな会社の人で構成されたチームもあれば、A会社の人達で構成されたチームもありました。
派遣(出向)型のメリット
派遣(出向)型のメリットを紹介したいと思います。
いろいろな技術や業務知識を学ぶことが出来る
様々なところに行くので、いろいろな技術を学ぶことが出来ます。
例えばプログラミングの言語は複数ありますが、今まで触れたことがない言語を使っている会社に行くとその言語を使うことになるので知識が増えます。他にも使っている環境が違うので知識は増えます。
また業務の内容も旅行会社だったり保険会社と扱っている内容が違うのでその知識が少しですが増えたりします。
嫌なところがあってもずっといるわけではない
行く会社によってはいい加減だったりしてものすごく嫌だったりします。
実際私も、忙しくて効率も悪くてものすごくイライラしてストレスがたまるという現場になったことがあります。その時は4カ月ほどで他に移動になりました。また、自分の所属会社に相談もしました。
2度と行きたくないと思ったところでしたが、そのうちここにも来なくてよくなると考えることが出来たので良かったです。
派遣(出向)型のデメリット
派遣(出向)型のデメリットを紹介したいと思います。
技術や業務知識が深く学べない
メリットとして、様々な技術や知識が学べると書きましたが、逆に言うと深くは学べないということでもあります。
1つのことをしないのでその言語や業務のスペシャリストになるというのは難しいです。
私は、若手だったので広く浅くでも特に問題はありませんでしたが、年数を重ねる場合はデメリットにもなりえると思います。「若手エンジニアの仕事について」で若手の仕事について紹介しています。
所属会社の関係は薄い
基本的に他の会社にいるので自分の会社の人との関係は薄くなりがちです。
たまに、全員で集まっての会議や任意参加での旅行、忘年会などはあるのでそこで親睦を深める感じです。ただ同じ会社の社員という意識はあるので話しやすさはあります。
他の会社に行くのに面談が必要
基本的に、他の会社に行く前に、その会社の人と面談をする必要がありました。
基本的には今までに業務で自分がしてきたことを話す場です。
私が感じたのは、なんでこんな就活みたいなことを毎回しなくてはいけないのだろうということでした。
まとめ
- 他の会社に行って働く形態もある。
- メリットとデメリットがある。
色々なところに行くというのは、様々な経験が出来て良い一方、自社の関係が薄めだったり面談が必要だったりと自分は何者なんだろう感もありました。
私は、自社勤務の形式も経験したので、そちらについても記事を書いています。詳細は、「自社勤務のシステムエンジニアはどんな感じなのか」で紹介しています。
読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。